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書籍「オペレーティングシステム」のサポート

コロナ社刊 コンピュータサイエンス教科書シリーズ 7 OS

演習問題解答例

書籍「オペレーティングシステム」の演習問題の(一部の)回答例です。 
本文を読めばそのまま回答がわかる問題に対する回答は省略しています。

1章

【2】アプリケーション・プログラム、ライブラリ、ミドルウェア、カーネル、デバイスドライバの関係

アプリケーション・プログラム、ライブラリ、ミドルウェア、カーネル、デバイスドライバの関係

2章

1 割込みの分類

オイラー図(Euler diagram)による割込みの関係

割込みの関係のVenn図

3 実行スケジューリング


スケジューリング結果

実行スケジューリング

 
 

3章

2 相互排除の3条件

  1. 資源が利用されていない場合には、資源を利用しようとした実行主体(スレッド)は直ちに利用できる
  2. 複数のスレッドが資源を利用しようとしている際に、資源を利用できるスレッドの選択が無期限に延期されることがない
  3. どのスレッドも資源を利用できる機会が公平である

4章

3 ディスクアクセススケジューリング


スケジューリング結果を下に示す。ヘッドの初期位置は50とし、LOOK、C-LOOKでは、初期位置から小さい方トラック番号に向かってスケジューリングするとした。
ディスクアクセススケジューリング

5章

【2】 断片化

断片化とは、記憶領域の動的な割当てがなされる際に、割当てに利用されない領域が分散している状態を呼ぶ。
外部断片化は、(可変長領域の割当てがなされる際に)割当て領域外に利用されない部分が存在する場合をいう。
内部断片化は、(固定長ブロック単位の割当てがなされる際に)割当て領域内に利用されない部分が存在する場合をいう。
図5.2 を参照のこと。

6章

4 置換えアルゴリズム


参照列1に対してLRUを利用した際の置換えは次の通り。FIFOやOPTは自分で確かめること。課題の参照列は、参照列1は、FIFOにおいてBeladyの異常を生じる場合である。参照列2の場合と比較せよ。
 
LRUを利用した置換え
LRUを利用した置換え

FIFOを利用した置換え
FIFOを利用した置換え

7章

2 相対パス、絶対パス、親ディレクトリ

階層ディレクトリを採用するファイルシステムにおいてルートディレクトリからの経路によって特定されるパスを絶対パスと呼び、カレントディレクトリからの相対的な経路によって特定されるパスを相対パスと呼ぶ。また、あるディレクトリの上位のディレクトリを親ディレクトリと呼ぶ。

相対パス、絶対パス、親ディレクトリ